ケータイ辞書JLogosロゴ ■酸いも甘いも、辛いも苦いも


4章 魚の形態と機能>魚の味覚

 釣りの経験がある方ならだれでもご存じだと思うが、釣り糸を垂れているときに、ピクッピクッとした手ごたえを感じることがある。いわゆる「あたり」というものだが、これは実際に餌をついばんでいるのではなく、唇で餌を押しているしぐさなのだ。その行為によって、しっかりと餌の味の鑑定を行なっているというわけ。彼らはなかなかにグルメなのである。
 前項の嗅覚同様、魚の味覚も非常に鋭い。専門家の研究によれば、われわれ人間同様、甘味、酸味、辛味、苦味の四つの味を認識するという。甘さに至っては、普通の魚でも人間の約7倍、敏感な種では約60倍というから、その鋭敏さには驚くしかない。ただし、魚が甘さを好むかどうかという点は別の問題だ。餌を甘くすれば釣果が上がると考えるというのは、それこそ「甘い」考えなのである。
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(C)日本実業出版社「魚の雑学事典」('05/3)
JLogosID:14615121
最終更新日:2005-03-01




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