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X‐band Radar

国際関係>軍備管理・軍事技術

 波長2.5〜3.75cmの電波を用いるレーダーの総称。防空用レーダー戦闘機搭載用レーダーの波長30〜100cmと比べ、高い分解能が得られ、目標を点としてではなく形として捕捉できるため、弾道ミサイル防衛システムの目標(ミサイルや弾頭)捕捉、弾頭とオトリとの識別、追尾、迎撃ミサイルの誘導に使用される。波長が短いために大気による減衰が大きく、遠方に到達させるには大出力が必要となる。米国が弾道ミサイル防衛(BMD)システム用にクエジェリン環礁やアリューシャン列島のシムヤ島に設置する型(地上配備型Xバンドレーダー:GBR)は123平方メートルに8万1000個のレーダー素子を並べたフェーズド・アレイ型で、平均出力は170kWもある。4000kmの遠方で弾道ミサイルの弾頭の探知ができ、2000km以内なら実弾頭とオトリの識別が可能とされる一方、周辺環境への影響を懸念する声もある。GBRを石油リグ型のフロートに載せた洋上配備型SBR(Sea‐Based Radar)はアラスカ沖に配備された。THAAD終端迎撃システムレーダーもXバンドを使用し、日本が早期警戒用レーダーとして開発したFPS‐XXレーダーもXバンドを使用している。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:14845744
最終更新日:2011-01-01




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