ケータイ辞書JLogosロゴ 分析哲学
analytic philosophy

文化・芸術>現代社会と思想

 主に英米圏で広まり、現象学、実存の哲学、構造主義と並び、20世紀の大きな哲学潮流の1つとなった。分析哲学は、認識主観や個人の生、文化や社会のあり方よりも、思考の営みの根幹である人間の言語そのものに注目する。分析哲学の展開は、まず、ケンブリッジで20世紀初頭に現れたラッセルらの哲学から始まる。大陸の哲学、特にヘーゲル哲学をあいまいで非合理な哲学とみなしたラッセルは、言語からあいまいさを取り除き、数学的な記号の体系として厳密に整理すれば、哲学から非合理な思考は一掃されると考えた。この発想は、ウィーンを中心に生まれた「論理実証主義」の運動に受け継がれ、カルナップらは、数学や論理学のような形式的に真偽が明確な命題と経験によってその真偽が検証されるような命題との2種類の命題のみを有意味とした。これは哲学の言語を科学の言語に切り詰める極端な見解でもあり、多くの批判を受けた。その後、科学以外の言語表現、日常言語の重要性も指摘されるようになり、オースティンは数学や科学の言語以外の様々な言語行為が有意味であることを明らかにする「言語行為」論を打ち立てた。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:14849440
最終更新日:2011-01-01




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