ケータイ辞書JLogosロゴ ハイパー宗教
hyper religion

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 かつてマスコミは、新しく興り、既成の宗教に比べていかがわしく、宗教的価値が低いというニュアンス新興宗教という言葉を使った。これに対して研究者は、中立的な意味で「新宗教」という用語を使用し、現在ではこちらの方が普及している。新宗教と呼ばれる教団は多岐にわたり、時代的には19世紀に創始された黒住教(くろずきょう)、天理教金光教(こんこうきょう)などから、今日のアーレフ(オウム真理教)や法の華三法行までを含む。教団の規模も、20〜30人程度から約500万人と幅があり、教義や儀礼の面でも様々である。特定の教団から分派・独立したものも多く、その系統によって天理教系、大本系、霊友会系、世界救世教系などに分類することができ、組織形態、教義や儀礼などにも、ある程度の類似性がみられる。一般的新宗教は、カリスマ的な教祖によって創始され、神道や仏教など伝統的宗教の要素を基盤として、それらに新しい解釈や要素を付け加えることで成立している。さらに、1970年代後半になると、新しいタイプ新宗教が登場したとの認識から、西山茂(東洋大学教授)によって「新新宗教」という用語が作られた。ただ、どの教団をこう呼ぶのかについては研究者によって様々であり、何をもって新しいとするかの具体的な基準も明確ではない。また、99年には井上順孝(国学院大学教授)が「ハイパー宗教」という用語を使い、グローバル化の中で、伝統的な倫理や規範にとらわれない無国籍な宗教運動が顕著になっていると指摘した。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:14849498
最終更新日:2011-01-01




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