ケータイ辞書JLogosロゴ 反カルト運動
anti‐cult movement

文化・芸術>宗教

 カルトはラテン語で「崇拝」や「儀礼」を意味するcultusを語源とし、学術用語としては、カリスマ指導者を中心とする小規模で熱狂的な信者の集まりを指す。しかしマスコミでは、時として犯罪行為を犯すような、反社会的宗教集団を指す用語として使われ始めた。さらに、指導者に絶対服従させ、信者の自主性を著しく阻害し、犯罪行為繰り返すような宗教集団のことを破壊的カルトと呼ぶようにもなった。一般にカルトと呼ばれる集団が注目され始めたのは、1969年、米国でチャールズ・マンソンを中心とするマンソン・ファミリーという宗教集団が、女優シャロン・テートとその友人を惨殺した事件あたりからである。このような反社会的カルト対する危機感から、米国では2つのタイプの運動が展開してきた。1つは、カルトからの脱会者やその家族・子供、カルトに入信した人の家族などからなる「反カルト運動」であり、もう1つは、信仰や神学の立場から、カルトに反対する「対抗カルト運動」である。いずれも米国の伝統的な信仰、家族、倫理を破壊するものとしてカルトをとらえている。対抗カルト運動の原型は、エホバの証人やモルモン教などの新宗教対する反対運動として、既に19世紀に始まっており、主に保守的なクリスチャンを中心メンバーとしている。反カルト運動の団体は、とりわけ70年代中頃から数多く現れ、諸団体が相互に連携するネットワークも形成されている。反カルト運動に共通する点は、カルトへの入信を洗脳やマインド・コントロールによるものと考えることであり、そのことからディプログラマー(deprogrammer)と呼ばれる、洗脳などを解除する専門家の役割が重要視されている。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:14849499
最終更新日:2011-01-01




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