ケータイ辞書JLogosロゴ 機能主義
【きのうしゅぎ】
functionalism

文化・芸術>建築

 建築設計に当たって機能性を最優先させる立場の総称。その視野は建造物の構造ばかりでなくデザインにも及ぶ。19世紀末、最初期の摩天楼の設計者として知られるアメリカの建築家ルイス・サリバンがアール・ヌーボーの装飾的な様式から脱したシンプルで無機質な建築を目指して「形態は機能に従う」と述べたのが起源とされるが、均質なユニバーサル・スペースを説いたミース・ファン・デル・ローエ、住宅を「住むための機械」と位置づけ、「近代建築の五原則」や「ドミノ・システム」を提唱したル・コルビュジエ、無装飾主義を標榜したアドルフ・ロースなど、主義主張を同じくする立場は同時代のヨーロッパの建築家のなかにも広く認められ、この考え方がモダニズム建築の核をなしていたことが分かる。1930年代初頭、「ボリューム」「規則性」「装飾忌避の原則」の3本の柱に定式化され、長らくモダニズム建築の規範として君臨したインターナショナル・スタイルは機能主義の1つの極点を示している。日本では、「社会を形成する建築は美しいことによってのみ流布し、機能として根付く」とする丹下健三の主張が大きな影響力を持っていた。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:4391748
最終更新日:2007-07-02




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