ケータイ辞書JLogosロゴ 筆界特定制度
【ひっかいとくていせいど】

社会>国土利用と都市

 土地の1筆ごとの境界(筆界=ひっかい)に関する紛争を早期に解決するため、裁判を経ないでも法務局の登記官が筆界を特定できるようにした新制度。2005年4月の通常国会で改正された不動産登記法に盛り込まれ、06年1月に施行された。田畑や宅地などの登記上の1区画を筆(ひつ)と呼び、1筆ごとの境界、所有者、地目、地番を明示したのが地籍である。地籍、とりわけ筆界を巡る紛争は絶えず、当事者同士で解決できないと民事裁判に持ち込まれるが、決着には数年かかる例が珍しくない。隣人関係の悪化を恐れて裁判を避ける関係者もいて、筆界の確定が放置されることも多く、政府の地籍調査が遅々として進まない一因にもなっている。新制度の導入で筆界の確定を促し、都市計画事業などを進めやすくする狙いがある。新制度では、紛争当事者である土地所有者らが法務局に申請し、一定の手数料を支払うと、筆界調査委員(土地家屋調査士や弁護士ら)が調査をし、法務局の筆界特定登記官に意見を提出する。登記官はこの意見を参考にして筆界を特定し、当事者に通知する。当事者はこれに不満なら、筆界確定のための民事訴訟を起こせる。
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「(C)知恵蔵2007」
JLogosID:4395595
最終更新日:2007-07-02




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