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【あた・る】
[自][ラ四]ら/り/る/る/れ/れ

あ行>


[1]ぶつかる。触れる。
[例]「面(おもて)に物のひややかにあたりければ」〈今昔・二七・五〉
[訳]「顔に何かがひんやりと触れたので」
[2]出あう。遭遇する。直面する。
[例]「かく思ひかけぬ罪にあたり侍るも」〈源氏・須磨〉
[訳]「このように予期しない罪に直面しますのも」
[3]命中する。的中する。
[例]「摂政・関白すべきものならば、この矢あたれ」〈大鏡・道長・上〉
[訳]「(私が)摂政・関白になるはずの人物ならば、この矢よ命中せよ
[4]当てはまる。相当する。
[例]「その思ひ、我が身にあたりて忍び難くは、心あらん人、これを楽しまんや」〈徒然・一二一〉
[訳]「(人に飼われている鳥獣の)その思いが、自分の身に当てはまってたえられないと思うならば、人間としての心があるような人は、これ(=鳥獣を飼うこと)を楽しむだろうか(いや、楽しみはしない)」
[5]対応する。対処する。また、応対する。待遇する。
[例]「けさ大納言に情けなうあたりけること」〈平家・二・小教訓〉
[訳]「今朝、大納言に対して薄情に対応したことは」
[6]受け持つ。担当する。
[例]「いと苦しき判者(はむざ)にもあたりて侍るかな」〈源氏・梅枝〉
[訳]「たいへんつらい(薫(た)き物合わせの)審判を担当するのでございますなあ」
[7]肩を並べる。匹敵する。また、張り合う。対抗する。
[例]「南京のそこばくの多かる寺ども、なほあたり給ふなし」〈大鏡・道長・上〉
[訳]「奈良にある非常にたくさんの寺々も、やはり(無量寿院(むりょうじゅいん)に)匹敵なさるものはない」
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5070539
最終更新日:2007-12-11




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