ケータイ辞書JLogosロゴ 目・眼
【め】
[名]

ま行>

《身体》目。まなこ。→[1]
顔。(目に映る)姿。→[6]
《視線》視線。まなざし。目つき。→[2]
《能力》見分けること。見抜くこと。→[3]
《立場》見方。見る立場。→[4]
《境遇》出あい。事態。境遇。→[5]
《物・布》すき間。編み目。→[7]
《さいころ》さいころの目の数。→[8]
視覚器官としての意から転じて広く用いられる。目の働きや目のようす、見る対象や出あうこと、直面すること、さらには物と物とのすき間などの意を表すのにも用いられる。
[1]目。まなこ。
[例]「◎秋来ぬとにはさやかに見えねども風の音(おと)にぞおどろかれぬる」〈古今・秋上・一六九〉
[訳]⇒あききぬと…〔〔和歌〕〕
[2]視線。まなざし。目つき。
[例]「異事(ことごと)にも移らず」〈源氏・紅葉賀〉
[訳]「ほかのことには視線も移らず」
[3]見分けること。見抜くこと。ものを見抜く能力。鑑識眼。
[例]有る者ぞ見つくる」〈今昔・二六・一三〉
[訳]ものを見抜く能力のある者がきっと見つける」
[4]見方。見る立場。
[例]「多くの年隔てたるには、ふとしも見わかぬなりけり」〈源氏・玉鬘〉
[訳]「多くの年を隔てていた見方では、とっさに見分けられないのだった」
[5]出あい。(直面する)事態。境遇。
[例]「もの心細く、すずろなるを見ることと思ふに」〈伊勢・九〉
[訳]「なんとも心細く、とんでもなくつらい事態にあうことだと思っていると」
[6]顔。(目に映る)姿。
[例]「◎道遠み来(こ)じとは知れるものからに然(しか)そ待つらむ君がを欲(ほ)り」〈万葉・四・七六六〉
[訳]「◎道が遠くてとても来られまいと分かっていながら、そのようにして(門口に出て)待っていることだろう。あなたのを見たくて」
[7](物と物との)すき間。編み目。
[例]「いと多うも降らぬが、瓦(かはら)のごとに入りて、黒うまろに見えたる、いとをかし」〈枕草子・雪は、檜皮葺〉
[訳]「(雪が)それほど多くも降らないのだが、瓦のすき間ごとに入って、(瓦の露出した部分が)黒く丸い形に見えるのは、とても趣がある」
[8]さいころの目の数。賽(さい)の目。
[例]「◎一二(いちに)ののみにはあらず五六三四(ごろくさむし)さへありけり双六(すごろく)の頭(さえ)」〈万葉・一六・三八二七〉
[訳]「◎一と二の賽の目だけではない、五・六・三に四まであったなあ、この双六のさいころに」
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5079359
最終更新日:2007-12-11




ケータイ辞書 JLogosトップ