ケータイ辞書JLogosロゴ 乱がはし
【らう-がは・し】
[形][シク](しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ

ら行>

らう-がは・し【乱がはし】(ロウガワシ)
漢語「乱(らん)」の字音が変化した「らう」に接尾語「がはし」の付いた語。もともと無秩序で乱雑なさまを表す。また無秩序なことへの不快な気持ちをも表す。
[1]乱雑だ。むさくるしい。
[例]らうがはしき大路(おほち)に立ちおはしまして」〈源氏・夕顔〉
[訳]むさくるしい大通りに(車を)止めて(門をあけるまで)待ってくださって」
[2]やかましい。騒がしい。
[例]「いとらうがはしく、泣きとよむ声、いかづちにも劣らず」〈源氏・明石〉
[訳]「非常にやかましく、泣いて大声で騒ぐ声は、雷にも劣らない」
[例]「皆同じく笑ひののしる、いとらうがはし」〈徒然・五六〉
[訳]「みな同じように笑い騒ぐさまは、非常にやかましい
[3]無作法だ。乱暴だ。無礼だ。
[例]らうがはしきさまに侍る罪は、おのづからおぼし許されなん」〈源氏・柏木〉
[訳]「(横になったままの)無作法な態度でございます失礼は、(病気ということで夕霧は)自然にきっとお許しくださるでしょう」
<参考>「らうがはし」の騒がしい意は無秩序さ・乱雑さが耳に入ったことによるものだが、「かまびすし」は聴覚的なやかましさの意に限られる。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5083048
最終更新日:2007-12-11




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