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【ゆ】
<助動>[下二型]

や行>

《接続》四段・ナ変・ラ変動詞の未然形に付く。
未然形|連用形|終止形|連体形|已然形|命令形
え|え|ゆ|ゆる|ゆれ|〇((上代語))[1](受身)…れる。…られる。
[例]「◎手束杖(たつかづゑ)腰にたがねてか行(ゆ)けば人に厭(いと)はかく行けば人に憎ま」〈万葉・五・八〇四・長歌〉
[訳]「◎手に握る杖を腰にあてがって、あちらに行けば人にいやがら、こちらに行けば人に憎ま
[2](可能)…できる。
[例]「◎人はよし思ひ止(や)むとも玉かづら影に見えつつ忘らぬかも」〈万葉・二・一四九〉
[訳]「◎ほかの人はたとえ悲しみを忘れても、(私だけはいつも)面影に見えて(天皇を)忘れることはできないことよ」
<参考>用例中の「玉かづら」は「影」にかかる枕詞。
[3](自発)自然に…れる。自然に…れてくる。
[例]「◎瓜(うり)食(は)めば子ども思ほゆ栗(くり)食めばまして偲(しぬ)は」〈万葉・五・八〇二・長歌〉
[訳]「◎瓜を食べると子供たちのことが思い出される。栗を食べるといっそう自然にいとしく思われる
<参考>「ゆ」は上代の助動詞で、平安時代になると「る」にとって代わられ、「思ほゆ」「聞こゆ」などの語に痕跡(こんせき)をとどめる。また「いはゆる」「あらゆる」などの連体詞の一部にその連体形「ゆる」が用いられている。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5091412
最終更新日:2007-12-11




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