ケータイ辞書JLogosロゴ 行き摩り・行き摺り
【ゆき-ずり】
[名]

や行>


[1]すれ違うこと。また、すれ違ったときに、色や香りなどが移りしみること。
[例]「◎ゆきずりの衣に移れ萩(はぎ)が花旅のしるしと人に語らむ」〈風雅・旅・九四三〉
[訳]「◎すれ違ったときの衣に移ってしみてくれ、萩の花の香りよ。旅のしるしとして人に語ろう」
[2]通りすがり。
[例]「◎ゆきずりに一枝(ひとえだ)折りし梅が香(か)の深くも袖に染(し)みにけるかな」〈山家・恋・五九六〉
[訳]「◎通りすがりに一枝を手折った梅(=行きずりに逢(あ)った女性)の香りが、深く衣の袖にしみ込んでしまいましたよ」
[3]その場限りのこと。かりそめ。
[例]「人持(も)給へらむ人のゆきずりのうちつけ心にのたまはむこと」〈今昔・二八・一〉
[訳]「妻をお持ちになっているような人が、かりそめの浮ついた気持ちでおっしゃるようなことは」
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5091465
最終更新日:2007-12-11




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