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【あさぢふの】

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〈後撰・恋一・五七七・源等(ひとし)〉
[訳]「茅(ちがや)が生えている小野の篠原のしのではないが、恋心を忍んでいるけれども、こらえきれず、どうしてあなたのことがこんなにも恋しいのだろうか」
<参考>二句までが「しの」の同音反復で、「篠原」から「忍ぶれど」を導く序詞。「◎浅茅生の小野の篠原忍ぶとも人知るらめや言ふ人なしに」〈古今・恋一・五〇五・詠み人知らず〉などの類型表現をふまえる。「浅茅生」は、茅が生い茂る場所の歌語。「小野」は、野の美称で固有の地名ではない。「篠原」は、篠(=群生する細い竹)の生えている原。恋の相手に思慕の情を伝えられずに、心中に思いを秘める初期の段階の恋を詠んでいる。定家もこの歌を本歌として、「◎なほざりの小野の浅茅に置く露も草葉に余る秋の夕暮」〈続後撰・秋上・二六四〉と詠んでいる。『小倉百人一首』の作者表記は「参議等(さんぎひとし)」である。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5092003
最終更新日:2007-12-11




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