ケータイ辞書JLogosロゴ へだて
【へだて】
[名]

は行>

((動詞「へだつ」の連用形の名詞化))[1]間をさえぎること。また、そのもの。仕切り。
[例]「かたらふ人どち、局(つぼね)のへだてなる遣戸(やりど)をあけ合はせて」〈更級〉
[訳]「親しい人どうしが、(互いの)部屋の仕切りである引き戸を両方ともあけ放して」
[2]時間的な隔たりがあること。
[例]「けさのほど昼間のへだてもおぼつかなくなど思ひわづらはれ給へば」〈源氏・夕顔〉
[訳]「(女と別れたばかりの)朝のうちから昼の間の隔たりも待ち遠しく思い悩みなさるので」
[3]心の隔たりがあること。うちとけないこと。よそよそしさ。
[例]「冬、せばき所にて、火にて物煎(い)りなどして、へだてなきどちさし向かひて、多く飲みたる、いとをかし」〈徒然・一七五〉
[訳]「冬、狭い部屋で、火で食べ物をあぶったりして、心の隔たりがない(=気の置けない)者どうしが差し向かって、たくさん酒を飲むのは、本当におもしろい」
[4]相違。差異。区別。差別。
[例]「幸ひのなきとあるとはへだてあるべきわざかな」〈源氏・玉鬘〉
[訳]「幸福ではない人と幸福である人とは、(ずいぶん)相違のあるはずのものだなあ」
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5093864
最終更新日:2007-12-11




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