ケータイ辞書JLogosロゴ さう-ざう・し
【さう-ざう・し】
[形][シク](しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ

さ行>

さう-ざう・し(ソウゾウシ)
漢語「索々(さくさく)」「寂々(さくさく)」が形容詞化した「さくさくし」が変化した語というのが有力な説。あるべき物事がなくて、もの足りない気持ちを表す。もの足りない。心寂しい。
[例]「男君のおはせずなどしてさうざうしき夕暮れなどばかりぞ尼君を恋ひ聞こえ給ひて」〈源氏・若紫〉
[訳]「男君(=光源氏)がいらっしゃらなかったりして心寂しい夕暮れなどだけは、(若紫は亡き)尼君を恋い慕い申し上げなさって」
[例]「いとおどろおどろしくかきたれ雨の降る夜、帝、さうざうしとや思(おぼ)し召しけん」〈大鏡・道長・上〉
[訳]「非常に激しい雨が降る夜、帝(みかど)は、もの足りないとお思いになったからだろうか」
<参考>満たされない気持ちを表す「さうざうし」は主観的だが、「さびし」は中古では客観的な状況・景色などを表す場合に用いられた。また、「さうざうし」が欠落感を表すのに対し、「つれづれなり」はすることがない、手持ちぶさたで退屈な思いを表す。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5105159
最終更新日:2007-12-11




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