ケータイ辞書JLogosロゴ ゆくみづに
【ゆくみづに】

や行>

〔〔和歌〕〕〈古今・恋一・五二二・詠み人知らず、伊勢・五〇〉
[訳]「流れて行く水に数を書くよりもはかないことは、自分を思ってもくれない人を恋い慕うことだ」
<参考>『伊勢物語』では、「あだくらべ」、男女のたわいもない歌のやりとりの中につれない男を恨む女の歌として見られるが、むしろ『古今和歌集』の歌として独立させて詠むべきであろう。「行く水に数書く」は、『涅槃経(ねはんぎょう)』に「是(こ)の身は無常にして、…亦水に画くに随って画けば随って合ふが如し」とあるのをふまえたもので、はかないもののたとえで、「◎水の上に数書くごとき我が命妹(いも)に逢はむとうけひつるかも」〈万葉・一一・二四三三〉のように、早くから和歌に詠まれている。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113189
最終更新日:2007-12-11




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