ケータイ辞書JLogosロゴ 花さそふ


百人一首

花さそふ 嵐(あらし)の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
〈新勅撰・雑一・一〇五二・藤原公経(きんつね)〉
[訳]「花を誘って散らす山風が吹きおろす庭には雪のように桜が降りしきるが、「ふりゆくもの」は降りゆく桜ではなく、旧(ふ)りゆく(=古くなっていく)私自身であるよ」
<参考>『新勅撰和歌集』の詞書に「◎落花を詠み侍りける」とある。落花に託して老いを嘆いて詠んだ歌。上の句は、激しい風に散る花を雪に見立て、雪から一転して白髪姿のわが身を連想したもの。花吹雪の「降りゆく」にわが身の「旧りゆく」をかける。『小倉百人一首』の作者表記は「入道前太政大臣(にふだうさきのだいじゃうだいじん)」である。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113379
最終更新日:2007-12-11




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