ケータイ辞書JLogosロゴ 思ひわび


百人一首

思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪(た)へぬは 涙なりけり
〈千載・恋三・八一八・道因(だういん)〉
[訳]「恋のために思い悩み苦しんでも死ぬこともなく命はたえてあるのだが、つらさにたえきれずに流れるのは涙であったよ」
<参考>恋のつらさをたえ忍んでいる「命」と、たえきれずにこぼれ落ちる「涙」とを対比したもの。定家が、歌に執着して異色の存在であった道因法師を、あえて百人の歌人の中に入れようとして選んだ歌ともいわれる。道因は、老後になっても秀歌を願って毎月徒歩で住吉神社に参詣(さんけい)した、死後に『千載和歌集』に十八首入集したのを喜んで撰者の藤原俊成の夢枕に立ってさらに二首追加されたなどの、数々の逸話を残している。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113425
最終更新日:2007-12-11




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