ケータイ辞書JLogosロゴ さびしさに


百人一首

さびしさに 宿を立ち出(い)でて 眺むれば いづくも同じ 秋の夕暮(ゆふぐれ)
〈後拾遺・秋上・三三三・良暹(りゃうぜん)〉
[訳]「寂しさにたえかねて家を出てあたりを眺めると、どこも同じように寂しい秋の夕暮れだよ」
<参考>『古今和歌集』の「◎いつとても恋しからずはあらねども秋の夕べはあやしかりけり」〈古今・恋一・五四六・詠み人知らず〉、『枕草子』の「秋は夕暮」などを経て、『新古今和歌集』の三夕(さんせき)の歌に至ってきわまる、「秋の夕暮」の美意識や感慨を詠んだ秀歌の一つである。指摘されているように、この寂寥(せきりょう)感については、内発的なものとする、『応永抄』の「いづこもまた我が心の外のことは侍らじ。我からの寂しさにこそとうち案じたる也」という説明が的確である。→<暮らしと文化>「秋の夕暮れ」
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113426
最終更新日:2007-12-11




ケータイ辞書 JLogosトップ