ケータイ辞書JLogosロゴ 瀬をはやみ


百人一首

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川(たきかは)の われても末(すゑ)に あはむとぞ思ふ
〈詞花・恋上・二二九・崇徳(すとく)院〉
[訳]「川の瀬の流れが速いので、岩にせき止められる滝川の水がいったんは分かれても、後には再び合流するように、あなたと今別れても、いつかはきっとめぐり逢(あ)いたいと思うことだ」
<参考>「久安百首」の歌で、上の句は「◎行き悩み岩にせかるる谷川の」が原形である。上の句は熱烈な思慕の情をかたどっている比喩的な序詞で「われても」を導く。「われても」は、水が分かれてもと、恋人どうしが別れてもの意を重ねる。滝のように激しく流れる川が岩にせき止められて、いったんは分かれてもまた合流するのになぞらえて、今は思いがかなえられなくても将来は必ずいっしょになろうという決意を表出したものである。この歌から、「崇徳院」という純情な男女が恋わずらいとなる落語も作られた。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113427
最終更新日:2007-12-11




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