ケータイ辞書JLogosロゴ 高砂(たかさご)の


百人一首

高砂(たかさご)の 尾上(をのへ)の桜 咲きにけり 外山(とやま)の霞(かすみ) 立たずもあらなん
〈後拾遺・春上・一二〇・大江匡房(おほえのまさふさ)〉
[訳]「遠くの高い峰の桜が咲いたよ。近くの山の春霞よ、どうか立たないでほしい。美しい花が見えなくなっては困るから」
<参考>『後拾遺和歌集』の詞書に、内大臣藤原師通(もろみち)の酒宴の際の歌会で、「◎遙かに山桜を望む」という題で詠まれた歌とある。おおらかな風景を詠んだ、格調のある「長(たけ)高き」歌といわれる。ここでは、「高砂」は播磨(はりま)の国の地名ではなく、人里近い「外山」に対する高山、遠山とされ、山城の国(→やましろ)の花山で詠まれた、「◎山守(やまもり)は言はば言はなむ高砂の尾上の桜折りてかざさむ」〈後撰・春中・五〇・素性(そせい)〉の先例もある。「霞」は、桜を隠す景物でもある。『小倉百人一首』の作者表記は「権中納言匡房(ごんちゅうなごんまさふさ)」である。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113431
最終更新日:2007-12-11




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