ケータイ辞書JLogosロゴ 玉の緒(を)よ


百人一首

玉の緒(を)よ 絶(た)えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
〈新古今・恋一・一〇三四・式子(しきし)内親王〉
[訳]「わが命よ、絶えるならば絶えてしまえ。生き長らえていると、こらえ忍んでいる気持ちが弱って、心中に秘めた恋心があらわになってしまうかもしれませんから」
<参考>『新古今和歌集』の詞書に「◎百首歌の中に忍ぶ恋を」とある。「忍ぶ恋」の代表的な名歌とされる。上の句の「た」音の反復による韻律が内に秘められた激しい情熱を表出し、下の句は一転して今後はいつまでも思慕の情を抑制できないのではないかという危惧(きぐ)を独白している。「絶え」「ながらへ」「弱り」は、「緒」の縁語。この歌から藤原定家と内親王の間に恋愛関係があったという伝承が生じ、謡曲の「定家」となった。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113435
最終更新日:2007-12-11




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