ケータイ辞書JLogosロゴ 契りきな


百人一首

契りきな かたみに袖(そで)を 絞りつつ 末(すゑ)の松山 波越さじとは
〈後拾遺・恋四・七七〇・清原元輔(きよはらのもとすけ)〉
[訳]「お約束しましたね。互いに涙でぬれた袖をしぼりながら、あの末の松山を波が越すことのありえないのと同様、二人は心変わりすることは決してないと」
<参考>『後拾遺和歌集』の詞書に「◎心変はりて侍りける女に、人に代はりて」とあり、人に頼まれて変心した女性に贈った代作歌である。「末の松山」は、陸奥(みちのく)の国の地名で、宮城県多賀城市にある丘、あるいは岩手県二戸市と二戸郡一戸町との境にある峠といわれるが、前者とするのが通説である。『古今和歌集』の「◎君をおきてあだし心を我が持たば末の松山波も越えなん」〈古今・東歌・一〇九三・詠み人知らず〉によって、「末の松山」は海より離れた所にあって絶対に波が越えることがないとされ、愛情の誓約の表象となっているが、むしろ波が越えるという形で愛情の変心を詠むことが多い。→きみをおきて…〔〔和歌〕〕
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113438
最終更新日:2007-12-11




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