ケータイ辞書JLogosロゴ わが庵(いほ)は


百人一首

わが庵(いほ)は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり
〈古今・雑下・九八三・喜撰(きせん)〉
[訳]「私の庵(いおり)は都の南東にあり、このように心静かに住んでいる。しかし、ここを世を憂(うれ)えて遁(のが)れ住む宇治山だと世間の人々は言っているようだ」
<参考>六歌仙の中で、喜撰はこの歌を残しているだけの伝説的な歌人で、宇治には喜撰ケ岳とか喜撰洞などの古跡もある。地名の「宇治山」に「憂し」をかける。「しか(然)」に「鹿」をかける説もある。「たつみ」は方角を表し、南東に相当する。「鹿」は、宇治の山里の景物とも、十二支の「辰(たつ)」「巳(み)」に続く「午(うま)」にちなんだ言葉の洒落(しゃれ)ともいわれる。世俗を超越した、隠者の飄々(ひょうひょう)とした心境が詠まれている。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113444
最終更新日:2007-12-11




ケータイ辞書 JLogosトップ