ケータイ辞書JLogosロゴ 忘れじの


百人一首

忘れじの 行く末までは 難(かた)ければ 今日(けふ)を限りの 命ともがな
〈新古今・恋三・一一四九・儀同三司母(ぎどうさんしのはは)〉
[訳]「いつまでも忘れまいとおっしゃる言葉が、はるか行く末まで変わらないのはむずかしいでしょうから、幸せなきょうが最後の命であってほしいものです」
<参考>『新古今和歌集』の詞書に、藤原道隆(みちたか)が通い始めたころに詠んだ歌とある。男が愛情を誓ってもいつ心変わりするか分からないから、少なくとも愛情を信じられるきょう、幸福の絶頂のままで死にたいと言っているのである。皇后定子(ていし)、伊周(これちか)、隆家(たかいえ)の母として、中関白家の栄華をともにした作者の儀同三司母(=高階貴子(たかしなのきし))も、結婚の当初はこのような不安をいだいていたのである。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113447
最終更新日:2007-12-11




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