ケータイ辞書JLogosロゴ わたの原


百人一首

わたの原 漕(こ)ぎ出(い)でて見れば 久方(ひさかた)の 雲居(くもゐ)にまがふ 沖(おき)つ白波(しらなみ)
〈詞花・雑下・三八二・藤原忠通(ただみち)〉
[訳]「大海原に船を漕ぎ出して見ると、空の雲に見まがう、沖の白波だよ」
<参考>『詞花和歌集』の詞書に、崇徳(すとく)天皇の在位中に「海上遠望」の題で詠んだとある。保延元(一一三五)年四月の「内裏歌合」の歌である。大海から眺望した沖合いはるかの白波と白雲とのまぎれを詠んだ雄大な叙景歌で、杜甫(とほ)の「春水の船は天上に坐するが如(ごと)し」、『古文真宝』「滕王閣序」の「秋水長天と共に一色」などの漢詩文の面影もあると言われる(細川幽斎(ほそかわゆうさい)『百人一首抄』)。『小倉百人一首』の作者表記は「法性寺入道前関白太政大臣(ほっしゃうじにふだうさきのくゎんぱくだいじゃうだいじん)」である。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113448
最終更新日:2007-12-11




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