ケータイ辞書JLogosロゴ 夜もすがら


百人一首

夜もすがら 物思ふころは 明けやらぬ 閨(ねや)のひまさへ つれなかりけり
〈千載・恋二・七六六・俊恵(しゅんゑ)〉
[訳]「恋人が通ってくるのを待って一晩中思い悩んでいるこのごろは、夜はなかなか明けないで、朝の光がさし込んでこない寝室の戸のすき間までが恨めしく思われます」
<参考>『千載和歌集』の詞書に「◎恋の歌とて詠める」とある?の立場に仮託して詠んだ、恋の題詠歌である。『百人一首』の流布本(るふぼん)では、第三句は「明けやらで」となっている。「明けやらぬ閨のひま」と既定のこととするよりも、「物思ふころは明けやらで」の方が現実感があるか。いつまでも白まない「閨のひま」によって、ひとり寝の夜長のいらだちを示している。
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(C)東京書籍[全訳古語辞典('06/2)]
JLogosID:5113458
最終更新日:2007-12-11




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