ケータイ辞書JLogosロゴ 飛行機の進化
【ひこうきのしんか】
戦闘機から旅客機へと進化は続く

1章 飛行機の歴史

 飛行機が発明されるとすぐに、世界の国々は競って、それを実用的に使用することを考えはじめました。1つは、軍事的な応用であり、もう1つは商業的な応用です。
 ライト兄弟の初飛行から5年後の1908年、アメリカ陸軍は軍用機として採用するために試験飛行を行ない、翌1909年には最初の飛行機をライト兄弟から買い入れています。軍用機は、この後急速に進歩し、1914年からはじまる第一次世界大戦では、多くの飛行機が戦争で使われました。
 たとえば、この戦争では、プロペラの間から機銃を撃つことができる初めての飛行機・フォッカーE(ドイツ)や撃墜王リヒトホーヘンの乗機であるフォッカーDr1(ドイツ)が実際に使用されています。優雅なデザインのアルバトロスD(ドイツ)、ソッピース・キャメル(イギリス)などの名機も登場しました。また、戦闘機だけでなく、大型の爆撃機や輸送機も実用化されています。
 やがて第一次世界大戦が終わると、飛行機の性能はエンジン・機体ともに大きく向上し、抗力の大きな複葉機から、単葉のスマートな飛行機へと移り変わっていきます。
 そして、チャールズ・リンドバーグがスピリッツ・オブ・セントルイス号(機体はライアンNYP-1)でニューヨーク・パリ間(約5810km)を33時間39分かけて無着陸で飛行したのが、1927年のことでした。
 また、航空計器も発達を続け、1917年にはアメリカのスペリー社が設立され、ジャイロを利用した人工水平儀や旋回計が発明されました。計器のなかのジャイロが回転し続けることで、飛行機の姿勢が変わっても常に地平線の位置を指示することができるようになったのです。
 これらの計器のおかげで、パイロットは夜間や雲の中など、地平線が見えない状態でも、飛行機を操縦することができるようになりました。このような飛行方法を計器飛行と呼びます。本格的な計器飛行は1929年ごろから行なわれるようになりました。
 第二次世界大戦後、無線技術とレーダーの発達によって、パイロットは飛行中の自機の位置を、また地上の管制官は上空飛行中の飛行機の位置と高度を正確に把握することができるようになりました。この結果、計器飛行方式の飛行機の飛行間隔を狭めて、大量の旅客と貨物を効率よく運べるようになったのです。
◎ミニ知識
飛行機による旅客の定期運送は、ルフトハンザ航空(ドイツ)、KLM(オランダ)、SASスカンジナビア航空などが1919年からはじめている。
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(C)日本実業出版社「飛行機の雑学事典」('03/10)
JLogosID:5120011
最終更新日:2003-10-01




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