不可思議とは数の数え方だった
怪しいことや異様なこと、言葉では表現できないことを「不可思議」といいますね。ところで、不可思議にはもうひとつの意味があるのをご存知でしょうか。
不可思議は千、万、億などと同様、数の単位をあらわす言葉でもあるのです。聞いたことがないけれど……という人も少なくないはずです。
それも当然といえば当然。不可思議はとてつもなく大きな単位で、おそらく一生の間に一度も使わないからです。
一不可思議は、一の後に〇が六四個もつきます。このくらい大きな数字になると定義も曖昧(あいまい)になるようで、一の後に〇が八〇個つくという説もあります。
このほかにも、聞き覚えのない単位はたくさんあります。億、兆、京、垓(がい)まではご存知かもしれませんが、その上の「予(じよ)」となるとどうでしょうか。そして、その上は、穣(じよう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)と続きますが、これでようやく〇が四〇個。不可思議はまだまだ先です。
そして、恒河沙(ごうがしや)は一の後に五二個の〇が並んだ数字(五六個という説もあり)。その上が阿僧祗(あそうぎ)。一の後に五六個の〇が並びます(六四個という説もあり)。
そして、最も大きい単位と考えられているのが無量大数(むりようたいすう)で、一の後に〇が六八個(八八個説もあり)並びます。
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(C)角川学芸出版「花マル雑学塾」('04/5)
JLogosID:5145086
最終更新日:2008-01-24