数学の王様ガウスは三歳で父の計算違いを指摘した
磁力をあらわす単位に名を残しているガウスは、一九世紀前半に活躍した天才数学者で、「数学の王様」とも呼ばれています。
彼の天才ぶりは、幼い頃から知られていました。彼が三歳の時のことでした。レンガ工の親方をしていた父親が従業員に支払う給料の計算をしていたところ、それをのぞき込んだガウスが間違いを指摘しました。まさかと思った父親が計算し直すと、そのとおりでした。
ガウスが一〇歳のとき、算数の先生が次のような問題を出しました。
「一から一〇〇までの数字をすべて足すといくつになるでしょう」
他の生徒が一から順に足し算をしていくなかで、ガウスはすぐさま「五〇五〇です」と答えました。
彼の考え方はこうでした。一〇〇+一=一〇一、九九+二=一〇一、九八+三=一〇一……つまり、一から一〇〇まで大小の数字を順に足していくと、すべて一〇一になる。よって、その合計は一〇一×一〇〇=一〇一〇〇。これでは二回同じ数字を足してしまうことになるので、これを二で割れば答えが出るというわけです。
言われてみれば「なるほど」と思いますが、これをわずか一〇歳で思いついてしまうのですから、さすがは天才。
ガウスはその後、非ユークリッド幾何学や虚数を発見し、数学に偉大な業績を残しました。
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(C)角川学芸出版「花マル雑学塾」('04/5)
JLogosID:5145100
最終更新日:2008-01-24