ケータイ辞書JLogosロゴ アメリカ国歌はイギリスの曲


第5章 人生の後半戦は5つの「力

アメリカ国歌の作詞をしたのは、フランシス・スコット・ケイという弁護士。時は一八一四年、英米戦争の最中でした。
当時、アメリカ軍は、メリーランド州ボルチモア近郊にあるフォート・マクヘンリー砦(とりで)がイギリス艦隊の猛攻撃にさらされていました。夜になり攻撃が止み、そして空が明けはじめたとき、ケイは砦に星条旗がはためいているのを見ました。それを見て感激のあまり作ったのが、「Star Spangled Banner(星条旗)」という詩です。
この詩はイギリスの作曲家ジョン・スミスの「天国のアナクレオン」という曲(恋や酒について歌ったもので、イギリスでは酒場で歌われるのが普通。とにかく、にぎやかな曲)に合わせて歌われ、またたく間に全米に広まりました。
この歌は戦争に疲弊したアメリカ人を勇気づけ、劣勢ながら同年九月までイギリスの攻撃に耐え続け、ついに和平交渉まで持ち込むのに成功しました。
しかし、それから一〇〇年以上もの間、アメリカに正式な国歌はありませんでした。一九一六年になり、当時の大統領ウッドロウ・ウィルソンが陸海軍の正式なイベントでこの曲を使うように命じました。そして、一九三一年五月三日、連邦議会によってようやく国歌として認められたのです。
イギリスと闘っている最中に、イギリスの曲を使って兵隊たちを鼓舞してしまったのですから、おもしろいものですね。

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(C)角川学芸出版「無敵の雑学」('06/1)
JLogosID:5155142
最終更新日:2008-01-24




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