ケータイ辞書JLogosロゴ 火傷(やけど)をしたらあまり水を飲むな!


第6章 からだと科学の豆知識

火傷をしたときには、患部をきれいな冷水に痛みがなくなるまで浸けておくのが最もよい処置法といわれています。また、体の広範囲に火傷をした場合も、浴槽に水を溜(た)めて、その中で全身を冷やすといいといわれています。
不幸にして重度の火傷を負ってしまった場合、水疱(すいほう)が破れるなどして体液が体外に流れ出し、脱水症状を起こす場合があります。脱水症状=水分の補給。このような状況に置かれると、本人も水分を欲しがりますからこう考えがちですが、ちょっと待ってください! 重傷の火傷を負った直後に水を飲むと命取りになる場合があるのです。
水疱から流れ出した液体は水ではなく、ミネラルが大量に含まれた体液です。体液が大量に失われたときにただの水を飲んだら、体内のミネラルバランスが大幅に狂い、意識障害、痙攣(けいれん)発作などを起こしてしまいます。これを水中毒といい、体内のナトリウム(塩分)が極端に低下した病態のことを指します。
体液が急激に失われないように、また細菌感染を防ぐためにも、水疱は病院に着くまで破らないようにしてください。また、火傷した人が水が欲しいと言った場合は、口を湿らす程度にとどめておきましょう。

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(C)角川学芸出版「無敵の雑学」('06/1)
JLogosID:5155152
最終更新日:2008-01-24




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