アメリカには探偵許可証があるの?
アメリカ映画を見ていると、探偵が警察から、「捜査の邪魔をすると営業許可証(探偵許可証)を取りあげるぞ」と脅しをかけられるシーンがあります。ということは、アメリカには探偵のライセンスが存在するということ。つまり、小説のマット・スカダーのような無許可の探偵は、モグリです。日本では、興信所や探偵社は、一種のサービス業の扱いで、免許制にはなっていません。
アメリカで探偵業をする場合、州に申請します。カリフォルニア州の場合、管轄は、消費者保護局の集金・調査サービス課で、職種名は私設調査員です。四〇〇〇時間以上の経験がなければ、認可されません。
いっぽう、ニューヨーク州で探偵の個人営業許可証を取得するには、警察の勤務もしくは認可を受けた探偵社に勤務していたか、三年の経験が必要とされます。また、保証金一万ドルが必要です。州の許可証サービス課に申請すると、前歴を詳しく調査され、合格すると、法律や操作技術に関する筆記試験と面接が待っています。個人で開業するには、専用事務所と登録料二〇〇ドルが必要です。さらに、二年ごとの免許更新手続きが必要です。申請から認可までに約半年。この営業許可証には、銃器携帯許可は含まれてはいません。ニューヨークの探偵、フィリップ・マーローも開業には苦労したことでしょう。
ちなみに、「私立探偵」とよく口にしますが、探偵には公のものはありませんので、厳密には「私立」は不要です。
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角川学芸出版「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID:5180347
最終更新日:2008-02-29