なぜホテルのドアボーイは燕尾服を着るの?
一流と呼ばれる高級ホテルでは、燕尾服を着たドアボーイがお出迎えをしてくれます。一九世紀中頃、夜間の正礼装として定着した燕尾服が、ドアボーイのユニフォームとなったのには理由があります。
当時、ヨーロッパの貴族の間で、田園生活を優雅に過ごすイギリスの貴族たちの生活が関心の的となり、それを見学しようとする人たちが増加しました。
当初は、イギリスの貴族の人も見学者に対して自分の邸宅に泊まってもらうことで対応していましたが、それだけでは間に合わなくなります。そこで、「マンション」と名づけた立派な建物を建て、見学者に宿泊してもらうようになったのです。この「マンション」が、ホテルの誕生の由来だとされます。
そして、自分の邸宅にお客様を迎えるのと同じように丁重に接するために、お出迎えするドアボーイの服装に、燕尾服という正礼装が採用されたのです。
ホテルという業種が確立された現代においても、一流ホテルを中心に、お客様を迎えるスタイルは変わることなく受け継がれているのです。
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角川学芸出版「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID:5180369
最終更新日:2008-02-29