帝王切開の「帝王」って誰のこと?
妊婦の腹壁および子宮壁を切開して胎児を取り出す方法を帝王切開と呼びます。さて、この「帝王」とは誰のことでしょうか?
俗説では、古代ローマのジュリアス・シーザー(カエサル)が、この方法で誕生したという故事に由来するとされますが、これは誤りとされます。
シーザーの誕生よりも前の紀元前三〇〇〇年頃の古代エジプトに、既に帝王切開の記録があります。母胎が死亡している場合に限り、この方法が許されていました。
古代ローマで使われたラテン語では、帝王切開のことを「sectio caesarea」といいました。「caesarea」とは、切り刻むという意味なのですが、後にドイツ語になるときに、誤って「caesar」つまり、シーザーと読みとってしまったのです。そして、シーザーとの連想から、この誤訳が現在も続いているのです。
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角川学芸出版「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID:5180372
最終更新日:2008-02-29