ケータイ辞書JLogosロゴ 日本初のパスポートは誰がもらったの?


泣く子も黙るおもしろ雑学

パスポートが初めて登場したのは、鎖国を解いてから一二年後の一八六六年のこと。
日本人のパスポート第一号といえば、政府高官か留学生など当時の超エリートかと思いきや、事実は小説より奇なり。それは隅田川浪五郎という曲芸団の芸人でした。隅田川氏の属する曲芸団ご一行様一八名がパスポートの第一号から一八号までをしめたのです。
当時渡航可能だった国は米・英などの条約国。渡航できるのは留学生や政府関係者に限られ、一般人の場合は「外国人に雇われた者」でなければなりませんでした。そのため曲芸団一行も「小使い」という名目で横浜からアメリカへ出航し、続いて英、オランダ、フランス、ポルトガル、スペインと二年四か月の巡業をしました。
東洋のパフォーマンス集団は、異国の地でも大人気だったのでしょう。一座のボスは最後に再び訪れたアメリカで、第一七代大統領アンドリュー・ジョンソンに公式謁見(えつけん)しています。恐るべし曲芸団パワー。
ちなみに曲芸の内容は軽業、手品、独楽(こま)回しなど。隅田川氏の持ちネタは、自動人形(からくり人形)だったとか。
隅田川氏の頃のパスポートは写真などなく一枚の和紙に「身丈―高き方 目―小さき方」などと記されたのどかなものでした。
なお、現在発行されているようなパスポートの第一号は、一九五一年サンフランシスコ条約調印のため渡米した吉田茂首相(当時)です。

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角川学芸出版「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID:5180393
最終更新日:2008-02-29




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