閉店のことを「看板」というのはなぜ?
左党の人なら、飲み屋などでついつい長居をしてしまい、店の主人から「そろそろ、カンバンなんですが……」などといわれた経験もあるのではないでしょうか? カンバン=閉店は、左党でなくても知られた言葉です。
店に看板が掲げられるようになったのは、江戸時代から。武家に伝わる主家の紋を、使用人らが衣類や道具類につけていた習慣が、江戸時代になると、町人にまで広まっていきました。紋章だけでなく店の名前や業種、商品をデザイン化して屋号などに使ったといわれています。
店外に出されていた看板には、立て掛けておく「立て看板」、軒下につるす「軒看板」、提灯(ちようちん)のように火を灯して使う「行灯(あんどん)」などがあります。各店では閉店になると、これら店外にある看板を店の中にしまう習慣があり、この看板を入れる時が閉店時間となったのです。その習慣が今も「お客さん、カンバンですよ」という言葉に生きているのです。
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角川学芸出版「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID:5180404
最終更新日:2008-02-29